園のこだわり
地域の子育て支援活動の1つに、一時預かり保育があります。
様々な理由で利用して下さる方がいますが、子どもは慣れない環境に、緊張や不安感を抱きます。なので預かり保育は、その子の不安な気持ちを受け止めて、初めは1対1で関わりながら、落ち着いた雰囲気の中、安心して過ごせるようにする事を大切にしています。
ある日のこと・・・
お家の人と離れて泣いている1才児のAちゃんの姿を見て、2才児のたくさんのお友達が心配して寄ってきました。「大丈夫・・・?」と声をかけたり、絵本を手渡してくれたり・・・自分より小さいお友達を思う優しい姿がたくさん見られました。
そして1つ驚いた事が・・・
1ヶ月ぶりにAちゃんが遊びに来てくれた時、『あっAちゃんだ~。一緒に遊ぼ~!!』と喜んで迎えてくれました。1度しか会っていないお友達の名前を、覚えていてくれたなんてすごい‼相手にとってとても嬉しい事です。
まだまだ小さい子ども達。でもそんな子ども達も、友達を意識して、様々な事を吸収し身に付けているのですね。友達同士のつながりを改めて感じ嬉しく思いました。
これからも、一時預かり保育や、あそびの広場を通して未就園児さんとの関わりを大事にしていきたいと思います。
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早いもので入園、そして進級をして三ヶ月が過ぎ、最近では大好きなプール遊びも始まりました。排泄なども年少組では個人差があるものの、失敗してしまう子も少なくなってきました。
日中の遊びの中で衣類を汚したり、また、午睡中のおねしょなどで下着を濡らしてしまった時など、今までは何も言わずに棚に置いたりしていましたが、先日より決められた場所に箱を設けた事で、汚れてしまった衣類を自主的に箱の中に入れ、保育士の手を借りずに着脱出来るようになりました。「汚れたのでお願いします。」と、子どもたちから自然に言えるようにもなりました。
園では簡単な水洗いで持ち帰りをさせておりますが、日を追うごとに少なくなって来ていますよね。
(以上児担当保育士)
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たんぽぽ組(2歳児)のお昼寝する場所は、環境のことを考えて違うお部屋で寝ています。なので、食事の後は(お友だちの肩や腰につかまって)皆で楽しく電車になって寝室へ行きます。
そんな中、Aちゃんはお昼寝の時間が近付くと、「ママ、ママ…」と言ってシクシク泣き出し、保育士に抱かれて寝る日が続きました。そこで、Aちゃんの不安な気持ちを受け止め、皆とは少し時間をずらして寝室へ行くことにしてみました。
そこで、Aちゃんを見守りながら給食の片付けをしていると、泣いていたAちゃんに笑顔が戻った上に、保育士と楽しくおしゃべりをしたり、ぞうきん掛けや椅子を片付けるお手伝いまで進んでしてくれました。
その習慣が続いたある日…Aちゃんが突然「先生、みんなの所へ行って寝る!」と言い出しました。しかも抱っこではなく、保育士の添い寝で寝ることが出来、とても嬉しく思いました。
今ではニコニコ顔で皆と電車になって寝室へ行っています。
睡眠は1人1人違います。眠り方の癖がある子、眠るまでに時間がかかる子、鼻歌を歌って寝る子…など、毎日の眠りの状態が違うので、1人1人の睡眠の特徴をしっかりととらえ、その子が一番安心して眠れる関わりを、これからもしていきたいと思っています。子どもの寝顔は可愛くて癒されますね。
今日はどんな夢を見ているのかなぁ~。
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はいはいが上手になったお友達、伝い歩きが出来るようになったお友達、また 寝返りが出来るようになったばかりのお友達・・・とベビールームには、様々な月齢の子どもたちが一緒に生活しています。
私たち大人から見ると、一見みんな まだかわいい赤ちゃん・・・と思えてしまいます。ついつい手を貸してあげたいと思ってしまいがちですが、子どもたちを見ていると お家では家族の方々、保育園ではお友達や保育士との関わりの中で色々な事を吸収して自分でもやってみようとしている姿が度々見られます。
「おいで~!!」というように、手を広げ ハイハイしてくるお友達を抱きしめようとする姿、つかまり立ちで靴に一生懸命 足を入れようとしている姿・・・等 どれも、とても微笑ましい姿です。 何にでも興味を持ってやってみたい!! と挑戦している姿がある時には、まさかこんな幼い時期に無理ムリ・・・と思ってしまう事なく、その子が今 出来る事をやり遂げられるように手助けしたり、やろうとしている気持ちを認め やり方を伝えたりしながら挑戦して 「出来た!!」 という達成感がもてるように関わっていきたいと日々の子ども達のかわいい姿から感じています。 〈0.1歳児 担当保育士〉
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つくし組では、今流行っているものがあります。それは、どんどんと連結させて遊ぶ車のおもちゃです。
始まりは、一人のお友だちが上手につなげて走らせている姿でした。それを見たお友だちが「何だろう?」と気になり、遊んでいる最中のその子の車を取ってしまってトラブルになることが多々あるくらい、興味を示していました。
そんな時、私たち保育士は、「今○○ちゃんが使っていたね。こっちに同じのがあるから、○○くんはこっちを使おうね。」と声をかけるようにしていくと、その内にお友だちのものを取るのはやめ、「自分で!!」と、どんどんつなげて遊び出したのです。そして、その姿を見た他のお友だちが真似して・・・と、気が付いたらクラスの子どもたち大半が、その車のおもちゃで遊んでいるなんてこともありました。
「見る」とうことはとても大切なことですね。子どもたちの中で遊びが広がっていく様子は、とても印象深いものでした。お友だちがいるからこその出来事だと思います。
子ども同士で学び、吸収していく。こういった姿をこれからも大切にしていきたいです。
(0.1歳児担当保育士)
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先日、保育士の先生から要望があり、以上児クラスで「マナーについて」食育をしました。内容は、保育士の先生方に悪い例をしてもらい、(肘をついている、犬食いをする、膝を抱える、嫌いな物を床に落とす、出歩くなど)マナーを発表しながら良い例に直していくというものでした。私が話し始めると、真剣に目を向けてくれる子どもたち。「この食べ方はかっこいいかな?」の問いに「かっこわるい」、「だめー」などの返答が。「でもね、給食の先生が食べにくると姿勢の悪い子や、もぐもぐしながらお喋りをしている子いっぱい見るんだけどなぁ。」・・・ギクリ・・・とばかりに静まりかえる子どもたちの表情は忘れられません。 数日後、以上児クラスに給食を食べに行くと一人一人がマナーを唱え、自分に言い聞かせ、また友達に促している姿が多く見られました。子どもの吸収力ってスゴイ!!また、私の顔を見るなり「あいさつできたよ!」、「お皿持って食べたよ!」と可愛い笑顔で報告してくれました。
マナーというのは大人になっても大切なこと。自分だけではなく周りの人も気分良く食事をする為にも大切なこと。今、その時、その場だけでなくこれから先ずっと守っていかなければならないものです。マナーは何の為に守らなければならないのか、これから徐々に子どもたちに伝え、立派な大人になって欲しいと思います。また、保育の先生方には”食の分野”に関しても力を貸していただいていることに感謝の気持ちでいっぱいです。 (栄養士)
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新年度がスタートして2ヶ月が経ち、子どもたちの活発さが増してきました。園生活に慣れ楽しさを満喫していることが感じられます。2歳児たんぽぽ組の子どもたちも一人遊びか主流だった姿から、お友だちを意識して「お友だちと一緒に遊ぶことや、お友だちと同じ事をしたり やり取りを楽しむ」ようになりました。親や保育士等 大人との一対一の関わりから、同年齢の子どもたちと遊ぶ楽しさを知るようになり順調に成長していることが嬉しく思われます。
そんな中でお友だちと一緒に、良いことも悪いことも楽しんでしまいます。この時期にしっかりと良し悪しを教えていくことが大切ではないかと感じます。集団で関わる良さや楽しさを保障しながら善悪の判断をその都度伝え、一人一人にその事が自然に身に付いていかれることを願っています。 〈2歳児担当保育士〉
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ホームページに掲載されるお子さんたちの写真についてアンケートをさせていただきましたが、集計も終わり、やっとのことで承諾書も完成いたしました。 明日、保護者の皆様に配布させていただきます。
子ども達の環境が更に良くなって欲しいと、そのことを目的に発信してきたこのホームページが最終的にお子さんたちに不幸なことが降りかかってきてしまうということの無いようにしていきたいと思い、保護者の皆様にも喜んでいただけるような安全で楽しい運営をしていくための方針を考えました。 アンケート集計結果「園のホームページ運営について」および「承諾書」をご覧いただき、ご納得いただいた上で承諾書にサインをお願いいたします。
アンケート回収率は100%。 皆様からたくさんの励ましやご提案を頂きました。 皆様のご理解とご協力に今回も助けていただきました。 心より感謝申し上げます。
カテゴリー 園からのお知らせ 園のこだわり 園長ブログ
保育園での食事の最終目標は「色々な物を残さず食べる」ですが、先ずは「楽しく食べる」ということを第一に毎日楽しい食事にしています。楽しい食事というのは、「おいしいね」などと話しながら楽しく、という事はもちろんですが『食べたい物を自分で食べる』という事です。
1歳児クラスの食事も、全種類の食事をトレーに置いて子どもたちに配ります。なのでもちろん大好きな果物から食べる子もいます。また、好きな物だけ食べて「おかわり」と言う子もいます。他の物も食べるよう一応声は掛けますが、口うるさくは言わず、おかわり分をあげています。それでも全部キレイに食べる子は食べますし、苦手な物を食べずに残す子は残します。でも今は、それでも良いと思っています。何故なら、「食べることが嫌い!!」という子になって欲しくない事。また、食事を自発的に楽しむ事が出来るようになって欲しいからです。「食べさせる」ではなく「食べたい」という意欲を持ち、「おいしかった」という余韻を持てるような食事にしたいと思っています。
0・1歳児の子ども達が自分で食べるという事は、洋服が汚れたり 床が食べこぼしで汚れたりと、普段お仕事や家事などでお忙しいお母さん方にとっては掃除や洗濯物が増え大変な事だと思います。時間に余裕がある時は出来ると思いますが、保育園ではこのような事は気にせず、楽しい食事にする事が出来ます。
「園での食事」・「家庭での食事」 どちらにでも言える事ですが、食べこぼしなどが多いという事は「自分で食べる意欲があった」と言うことなので、その姿を認めてあげたり、誇らしく、嬉しく思って頂けたらと思います。 〈0.1歳児担当 保育士〉
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2階 以上児の部屋には、様々なコーナーが常設されています。その日の気分により遊びたいコーナーを自由に選び、遊んでいます。いつも同じ場所に同じ玩具や道具があり、「あそこに行けばあれがある!」という安心感や、「明日も続きが出来る!」という保証された環境の下、大好きな遊びに熱中している子どもたちです。毎日同じ遊びをしているようでも、ただ同じ事を繰り返すばかりではなく、日々変化し、パワーアップしています。
自分の好きな遊びに熱中する事はとても良いことですが、毎日同じ遊びで、他のことに興味を示さない…という“かたより”も出てきてしまいます。その為、時には保育士が遊べるコーナーを決めたり、“こんな事を経験して欲しいな…”というものをクラスごとの活動に取り入れたりして、様々な経験をしていけるようにしています。
また最近は常設のコーナーのみでなく、“絵本読み聞かせのコーナー”などを設置し、「○時になったら始まるよ!」と伝え、見たい人が集まるというコーナーも行なっています。保育士の得意なことも生かし、子どもたちに様々な事を提供していきます。
たくさんの事を吸収するこの時期、色々なことを経験し挑戦することで、子どもたち一人ひとりが活動の幅を広げていって欲しいと思います。
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