園のこだわり

小さな優しい手

2012.09.14

 たくさん遊んで、お腹いっぱい美味しい給食を食べ、楽しいお話を聴いた後、お昼寝の時間になります。疲れた身体と心も休める大切なひとときです。

 当番の子が敷いてくれた自分の布団に入ります。布団に入り少しした頃「せんせい、トントンして…」と、年少の子ども達が何人か言ってきます。保育士は、その日の子どもの様子、体調などを考慮しながら子どもの側につき鼓動に合わせ軽く背中をトントンとしたり、さすったりします。子どもはほの暗く、静かな空間の中での入眠に少し不安もあるのかもしれません。

そんな時、時々、年中、年長の子が「私がトントンしてあげる」と小さな保育士さんになってくれ、自分たちも横になりながら、ゆったりと気長に「トントン」をしてくれます。 やがて、安心して眠りにつく年少の子ども達です。

「やったー♪トントンして○○ちゃんが眠れたよ」と嬉しそうな表情の年上の子ども達の満足気な笑顔。きっと、その子達も小さい時、保育士に、あるいは家庭でお母さんに優しくトントンされ安心して寝ついたのでしょうね。

 これからもその優しき小さな手が増えていってくれることを願っています。

                                                           以上児担当保育士

 

 

 

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