園長ブログ
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明けましておめでとうございます。 先日の「紙ひこうき大会」は、ありがとうございました。 毎年、保護者の方をはじめご家族中の皆さんを巻き込んでの“紙ひこうき作り”&“飛ばす練習”になっている様子で、「お子さんが楽しい経験を重ねる」ことを大切に考えていただいていることに感謝申し上げます。
表彰台に上がった子どもたちに訊いてみました。
「紙ひこうき誰と折ったの?」と訊くと、「お父さんだよ。僕よりもお父さんの方が何回も何回も折ってね~。」と、熱心な“お父さんの育児参加”の様子を嬉しそうに話してくれたお子さんが何人もいました。 素晴らしいですね。 他にも「いっぱい飛ばしたんだよ~。」と、お父さんお母さんと紙ひこうきを一緒に何回も飛ばす練習をした様子を話してくれたお子さんも何人もいました。 みんなニコニコ顔です。
その他には「いとこの○○ちゃんと○○ちゃん・・」など、やはりお正月。 親戚や祖父母の皆さんとの交流の機会が何かと多くなる時期ですね。 「人との楽しい交流をする経験」がたくさん持てた事を話してくれるお子さんも何人かいました。
こういう経験をたくさん重ねていくとお子さんの将来に必ずプラスになります。
他には・・・。祖父母の皆さんや兄弟姉妹の名前が出てくると思ったのですが、「違うよ。自分で折ったの。後ろに行っちゃったり、まっすぐ飛ばないの。もう、大変だったんだよ~。」と工夫を凝らして何回も挑戦した様子が窺えたお子さんも何人もいました。
お子さんが意欲的に取り組むことが出来るのならば、一人で頑張ることも とても大切な経験ですね。
こんな小さな行事から、とても沢山の方々のご理解とご協力に支えられて表彰台に上がる子どもたちが多いのだと思うと、子どもたちの代弁をして大きな声でお伝えしたいと思います。 「ご協力ありがとうございました! 僕たち、私たちを今年もよろしくお願いします!」 そして、保育園も、よろしくお願い致します。
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昨日、保育園も今年最後の日を迎え、お帰りの時間には深々と雪まで降り積り始めていましたね。 そんな中なので、何かと気せわしく帰られる保護者の皆さまでしたが、一年の締めくくりの挨拶は皆様丁寧にされて帰られました。 とても嬉しかったり、日本の習慣っていいものだなあと思ったりしました。 最近とても日本の良さを感じます。
ところで、昨日までの賑やかさは何処へやら、今日の保育園はひっそりと静まり返っていて毎日の喧騒が嘘の様で、「お遊戯会」や「クリスマスお楽しみ会」をしていた保育園ではないかのようです。 今年も子ども達は本当に大きくなりました。毎日の喧騒の中に、日々コミュニケーション力を磨いていることを感じます。
私事で恐縮ですが、鬼のかく乱でしょうか? 夕べから悪寒が走り・・・、どうもお腹にくる風邪の様です。熱もないのに体のあちらこちらが痛み、悪寒と吐き気でぐったりです。 どうも冬場に多い感染症に罹ったようです。
インターネットで「お腹にくる風邪」で検索してみると、 「(風邪は鼻水・喉の痛み・咳など鼻から肺までの空気の通り道の症状がある)気道性感染性(で)」 と 「感染性胃腸炎(主にウイルスや菌などの微生物を原因とする胃腸炎の総称)」をごちゃまぜにして・・・、「お腹にくる風邪」と言ったりする言い方(いずれも発熱と関節痛があるからだそうです。)をするようです。
いま、巷でとても流行っています。 どなた様も「インフルエンザ」や「お腹にくる風邪」などに注意して、かかっている方は早く治して、楽しいお休みを有意義にお過ごしください。
それでは、皆様、良いお正月をお迎えください。
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今週、「楽しく食べようニュース」が配布されましたね。 タイトルは4つありました。 ・・・食事の挨拶をしましょう。 また、その挨拶の意味を知り、感謝の心が持てるお子さんに育てていくためにはこんなことをするといいですよ・・・ということが書かれていましたね。どれもとても大切な事ばかりでしたね。
実は11月の全体集合でも、司会の先生と園長からの話は「ごちそうさま」や「いただきました」というような感謝の気持ちを表現する挨拶や仕草があまり見られなくなっていることに対する話でした。 感謝の心が持てるように・・・。という子育てはとても難しい事ですね。
植物も動物も生きているということ、どれも大切な命があるということ、でも食べなければライオンもシマウマも人間もみんな生きていくことが出来ないということ、だから食べる。 だから無駄にしてはいけない。 だからきちんと感謝をしていただきましょう。 という話。
まだまだ小さい3・4・5・6才の子ども達。 どの位伝わったかな? 事あるごとに優しく伝えていきたいと思っています。 お家ではどうされていますか?
食べた後、ああ美味しかった!満足!と「自然や作ってくれた人」に感謝する気持ちが 仕草や言葉になって素直に表せられるような人に成長していってくれるとうれしいですね。
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保護者の方々に参加していただく園の行事の中に「保育参加」というのがあります。 「保育参観」と間違えやすいですが、これとまた違った良さが隠れています。 なかなか参加したいと思っていても会社の休みとあわなくて・・・、と皆さん苦心されているようですね。 お一人くらいなら何とかなるかもしれませんので、掲示板でお知らせした日と合わなかった場合は是非、担任に交渉してくださいね。
先に参加された方々のご感想を紹介致します。 このご感想に刺激を受けられて、自分のこの目で見てみたい!という気持ちになっていただけると嬉しいです。
☆参観日とはまた違い、親が来ていない子が多いせいか普段の子ども達の生活の中に混ざって遊ぶ事ができて良かったなあと思いました。
☆・・・泣いている子を心配し励ます姿や、争いも自分たちで解決する様子を間近で見る事が出来、嬉しくなりました。
☆年少~年長の子供たちがそれぞれの役割を理解し行動している様子が良く分かりました。先生方が大きな声で注意したりetc の一般的な保育・幼稚園の風景が全くないことに驚き、すごい!と思いました。 年少の頃から上のお友達の様子を見ているからなのでしょう、次に何を自分がするのか 音楽や先生の行動を見て自然に動いていましたね。年少さんが出来ないことは年中・年長がフォローして。 子ども同士で考え、行動する それを見守る先生方。 どんな英才教育を受けても身に付かない「自立」が3~6歳の子供に育っているなんて感動です。 教える(=口出す)より見守ることってとても難しいです。 子ども達ももちろんですが、先生方の素晴らしさを実感した1日でした。
☆先生方が手を出しすぎることなく、しかし絶妙なタイミングで誘導したり、促されている姿に感動しました。
☆先生たちの素早い気づきも見られ、本当に良い保育園だなあと感じました。たくさんの方に保育参加を体験してもらいたいなぁと思います。
☆・・・日頃より保育園ではどのように過ごしているのか気になっていました。・・・・・・・なるほどなと、メリハリといいますか・・・・休日など参考にさせてもらおうと思いました。
保育参観では見られないお子さんの保育園でのありのままの生活の様子を知っていただくと、お家での保育に生かせることが多いのではないかと始めたことでしたが、同時に園の保育を理解していただくことが出来て本当に良かったと思っています。
「保育参加」 お子さんのご成長とともに少なくとも毎年1回、 或いはそれ以上、お出掛けくださいね。
お子さんが喜んでくれると思います。
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運動会まであと10日余り、園庭で年長組の組体操の練習が始まったようです。子ども達の「ハイ!」という気持ちの良いハキハキした声が聴こえてきます。子ども達の気持ちが前向きに、そしてやる気が充実し、みんなの声が揃って気持ちの良い返事です。
さすが年長さん!今日はみんな気合が入っているなぁ、と感心させられます。 とは言っても、小中学校のお兄さんお姉さんたちと比べたら弱々しくて集中できる時間も短いかもしれません。 それでも、年長さんになったら「組体操」をやるんだ!と夏祭りの「日本太鼓」と同じく、同時進行で5月から運動会を目指して頑張ってきただけのことあって、もう間近になり、一層やる気十分で取り組んでいます。
その「やると決めたからには途中、大変になっても最後まで頑張る!」という発表までの過程の頑張りが大切なのです。 (勿論、年齢相応の無理ない程度の頑張りですが。) 年中さんも、「パラバルーン」を頑張っていますし、 年少さんもリズムを楽しんでいます。
ですから、年少さんなどは、当日お家の方が来てくれたことが嬉しくて、或いは恥ずかしさで、立ちすくんでしまったとしても今までの頑張りを保育士から聞いてください。 そして出来たところまでは褒めてあげて欲しいのです。 そうするとにより、頑張ること、頑張ろうとすることが良いことなんだと、素晴らしい事なのだと学んでほしいのです。
いつもこういった褒め方をされるお子さんは“上手にできたね。と結果を評価されるお子さん”と比べて努力をすることが好きなお子さんに成長するそうです。 すると、最初或いは途中、結果が悪かったとしても徐々に結果はついてくるようになります。 しかし、結果の出来不出来にいつも評価を求められるお子さんは、良い結果が得られないかもしれないと思ったとたん挑戦しなくなる(努力しなくなる)傾向にあるそうです。 長い人生の最初で、お子さんにどんな気持ちを育ててあげたいですか?
「ひとりではできないことも2人ならできる。2人でできないことも大勢なら出来る。ということを知ろう」というのが、9月の目標です。
これを踏まえて、みんなと力を合わせたからできた。 みんなと一緒だから練習も最後まで頑張れた。 ということも気づいてほしいです。
“ふざけていたら危険” という場面が多い組体操ですが、まだまだ集中できる時間に限界がある年齢です。 本人の「やりたい!」という強い意志によって、その限界までの時間が少しずつ長くなっているのを感じます。 (太鼓の練習の時も同様)
“この園の保育のこだわり”に「興味関心によるやりたいという気持ちで、能動的にお子さんが自ら選ぶ選択性を導入しています。」というのがありますが、これこそがまだ小さなお子さんでも主体的に(能動的に)関わることによって得られるメリットなのです。
5月からコツコツと、これだけの長丁場でしかも運動会間近になってなお一層、期待を持って取り組む姿を見ていると、子ども達が主体的にやろうとしているからこその力だと、大人がやらせるのではなく、子どもの気持ちを尊重して頑張る心を支える(この年齢のお子さんにとって大切な)保育をしてきて良かったと、子ども達の姿を見て心からそう思いました。
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今日の夕方は保育園の夕涼み会ですね。 子ども達(在園児・卒園児・未就園児さん )も楽しみにしてくれていると思います。
「夏祭り」皆さんは子どもの頃どんな風に感じていましたか?
賑わった人々・ゆかた姿や甚平姿など思い思いの姿、提灯の灯りや出店の灯りにわくわくと高まる気持ちを感じたことでしょう。
早く早くと親をせかせて、連れて行ってもらい、この日ばかりはいつもよりも気持ちを受け止めてもらえたり、どこを見ても大人がみんな笑顔でおしゃべりしていたりで、いつもと違う“とっても安心できる居心地の良さを感じたことでしょう。
お祭りの日は心が安らかでいられるという安心感が、お祭り気分をより高めてくれるのかもしれませんね。
「毎日を充実感を持って終わらせたい」という願いにも似た気持ちも 皆さんの心の中にありませんか?
そんな両方の気持ちを満足させられるよう、 子ども達にも幼いなりに、そういった気持ちに満足感を得られるような、そんな夏祭りにしたいですね。
みなさまどうぞご協力ください。(麦茶やタッパー・スプーンのご持参などいろいろご協力していただくことが多くて恐縮です)
また 日々の中で、お子様の感じる安心感についても 思いを馳せてみてくださいね。
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「昔はよかった。子ども達の遊び場にできる原っぱや空き地があちこちにあった。」こんな言葉を聞いたことはありませんか?
昭和40年代位までは、そんな言葉通りの風景がありました。ちょっと歩くと、トトロよろしく、夏は今よりも もうちょっと濃い青い空と緑に映え渡った見渡す限りの田んぼや畑。それらの葉を揺らす風が渡っていくのが見えるそんなのどかな風景があちこち(諏訪泉神社の周辺や西小学校の西側・北側辺り)にありました。 もちろん整備されていない側溝も多く、用水路等もあり、危険とも隣り合わせでした。
小さい頃から用水路を見ている私にとっては、そこには大量の水、早くて水底から生えた草をゆらゆらとゆらし、それがまるでお化けのように見えたりして、子ども心に恐い! 近づいてはいけない! と、思ったものでした。 (でも、肌で感じる身の危険って、今の子ども達はどこでするのでしょう? 一体どこで危険感知能力を磨くと思いますか? いい世の中ですけれどもね。 もしかしたら、 怪我をしてしまった後でしょうか?)
田んぼのあぜ道やちょっと怖そうなうす暗い神社、草を縛ってトラップをしかけたり、擦り傷や切り傷、多少の打撲であざを作っても、名誉の負傷(?!) 冒険心盛んな子ども達にはそんなことは日常茶飯事でした。
塀から出ている釘に服ばかりでなく腕や足も引っかけてしまったり、板塀を触ってトゲを通したり、瓦から出ている針金を触って怪我をしたり、資材置き場に入って転んだり・・・。大人が危険だから・・と言われているところで誰かが怪我をしたらかばいあったり。 そして、年上の子が怒られてみたり・・・。
大人もそんなに目くじらを立てず、不注意で怪我をしたとしても痛いのは自分持ち、次からは学習して痛い目に合わないように自分で自分に気をつけなくっちゃ! と言い聞かせるわけですから。 それ以上は言わなくても・・・。と、思うわけです。 大人もそこは子どもを信じている、いい時代だったように思います。
あれは何歳ごろの事だったのでしょう? いろんな年齢の子が集まっていました。 (年長さんから小学校3・4年生あたりかな?) そして、子ども達は今ほど大人の視線に縛られることなく、もっと自由だったように思います。 治安の問題でしょうね。
ところで、ある程度の年齢になったら、小さな冒険心から来る小さな怪我は付きものかもしれません。 それは、触った感触を確かめて素材の特性を知ったり、このくらいの高さ・硬さ・デコボコ・傾斜・速さなど自分の体をコントロールしたり、感覚を磨く発達途上では、結果そうなってしまうかもしれないということ。 小さな怪我の痛みを知っている子ほど大きな怪我を回避しようとする意識は高いという統計も出ているそうです。 容易に納得できますね。 でも今は、小さな痛みを知らない子が急にカッターなんかを振り回して事件化してしまうらしく・・・。 体験による学習の機会が奪われている結果とも言えるでしょう。
「冗談でしょ?」「できるものならば痛い目には合わせたくない」「かわいそう」子どもを守りたい親御さんからしたら黙って見ているのは耐え難い苦痛かもしれませんので、そう言われる方が多いかもしれませんが、(怪我をしろというのではありません。結果としてそうなってしまうかもしれない。ということです。) 好奇心の塊のような子ども達です。親御さんたちにはデンとして構えていてもらいたいのです。 それとも、体験による学習の機会を奪ってしまっている・・・と聞いたら? あなたはどちらを選びますか?
実は、そんな方にこそ、ご自分が小さかった頃を思い出していただきたいのです。 大人が見ていない時の解放感。 子ども達だけで自由に遊んでいる時こそが、主体性を持ってどれだけ生き生きとしていたことか。 自分で決めて自分でやった結果、してしまった多少の怪我は、責任もきちんと自分でとっていたのではないでしょうか? 子どもが自然と責任の取り方を学習する経験は、とても貴重な経験なのではないでしょうか?
昔に比べたら今は治安が悪くなっているから、そんな風に子ども達を野放しには遊ばせられないわ! ・・・ そう思った方も多いと思います。
でも、そんな自由に遊べる場所があったら・・・。 子ども達は伸び伸びといろんな体験をして、責任もとれるようにだんだん学習して・・・。
大人がそろそろ重い腰を上げて地域で考えてみる頃に来ているのかもしれません。
それとも、保育園がそういった子ども達の集団の学びの場として変わることを求められているのかもしれません。
どちらにしても、そうなったその時に、あなたはデンと構えて「可愛い子には旅をさせろ」の如く、多少の怪我にも「だいぶ冒険できるようになってきたんだね」と声を掛けてあげられますか?
「親〇(何)年生」として成長していく中、ちょっと真剣に、考えて頂けますでしょうか?
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じめじめした蒸し暑い梅雨が続いていますが、園舎の北側の坪庭にひっそりと紫陽花がきれいな花を咲かせています。
この保育園には29名の様々な職員が働いています。職種もそうですが、年齢や経験年数、メガネをかけていたり、好きな事も様々です。
子ども達にとって毎日の生活の場である保育園という小社会の中には、いろいろな職員がいる事は大切な事だと考えています。 世の中には様々な人間がいること。 でも仲良くなれるということ、様々な役割により支えあったり、協力し合っている。 という良い社会の縮図を、何気なく見ている中から肌で感じ取ったり、時にははっきり学んだりします。
園では、保育方針と保育理念をしっかり共有していれば各々の職員の考えで子ども達に学んでもらう環境構成や手立ては任せています。職員の得意分野を生かしていろいろな職員から様々な刺激をもらっている事でしょう。
この保育園のあちこちに観葉植物や畑の作物や花壇の花、坪庭を作ってみたりなど手を掛けてあげなければ枯れてしまったり、そこには存在しないというものがたくさんあります。 保育の分担の中にもありますが。 仕事という枠とらわれずに好きだから・・、子ども達の喜ぶ顔が見たいから・・・、 保護者の方もこれを見てホッとしてくれるかな?という発想で、いろんな取り組みがなされています。
そこには保育者としての素質の他に奉仕の精神も。 その部分に多分に支えられているんだなぁと日々感謝しています。
(この保育園の中で“子どもたちのために”、と働く職員はたとえ保育士ではなく栄養士やバスの運転の仕事であったとしても保育者。という定義です。)
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5月5日から1か月半以上経ってしまいましたが、児童憲章に関するお話をしたいと思います。 どんな繋がり?と思われた方、そして間もなく「子どもの日」だものね。とピン!と来た方。・・・正解です! 「児童憲章」は昭和26年5月5日に宣言されました。
児童憲章は3つの主文と12の文からなっています。(保育園の玄関の棚の上に常時 掲示してあります。どうぞ、ご覧くださいね。)
いずれ大人になっていく幼児(おさなご)も、どんなに小さくてもその人権を軽んじられることなく一人の人間として尊ばれるべきであると、そして生まれる時、生まれてからどのように庇護され導かれるのが望ましいのか・・・が記されています。
全文を読まれたらきっと何かが皆さんの心の琴線に触れることでしょう。(うん十年か前には皆さん全員が子どもだったわけですから。) 人間とはこのように導かれて大人になっていくのが望ましいのか・・・。と感心させられたり、「正しい愛情と知識と技術」・・って何?、「個性と能力に応じて教育・・・。」「・・不自由な場合、・・・不十分な場合に、適切な・・治療と教育と・・」確かに・・、「愛と誠によって結ばれ・・、よい国民として人類の平和と文化に貢献するように・・」ほう~、等 考えさせられることが盛りだくさんです。
ところで、子育てをしていて虐待と躾の境目ということに悩む方がいらっしゃいますが、子どもというのは年齢によっては物事の善し悪しが曖昧ですし、悪意があるわけでもありません(保育園世代は特に)。とすれば、まだまだ“導かれる存在”であるわけですから、それこそ「正しい愛情」によって、又、迷った時には保育士に聞くなどして「正しい知識と技術」をもって導かれるべき存在です。 事の善し悪しを知った上で悪いことをしたらきちんと叱ってあげることもその子が立派な大人になっていくためには必要な事だとしたら、流さずにその場その場できちんと叱ってあげることも正しい愛情なのでしょう。しかし体罰や精神的ダメージを与えること、そして逆の放任も又いけません。
もしも不安だったら、叱る時もほめる時も抱きしめる時も同じ「自分の心の中に子どもを深く愛する気持ちとその子との絆を育んでいきたいと思う気持ちはあるだろうか?」 「絆を強くするのではなく、絆を切る方向に行ってはいないだろうか?」 そう自分に尋ねてみてください。 自ずと答えは見つかるはずです。
本当に心が荒みやすい世の中ではありますが、こと純粋な心の持ち主である子どもたちを前にしたならば“素直に愛する”という正しい愛情表現をする強さと忍耐力を持ちたいものです。 子どもを育てているつもりが、いつの間にか子どもに忍耐力をつけさせられている。そう思ったことはありませんか? 立派な親(大人)になるということは忍耐力を身に付けることなのかもしれませんね。
忍耐力を持って(笑)、「児童憲章」是非一度目を通してみてください。 一読の価値あり。(インターネットで検索するのも・・・。今は便利な世の中になりました。)
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ホームページに掲載されるお子さんたちの写真についてアンケートをさせていただきましたが、集計も終わり、やっとのことで承諾書も完成いたしました。 明日、保護者の皆様に配布させていただきます。
子ども達の環境が更に良くなって欲しいと、そのことを目的に発信してきたこのホームページが最終的にお子さんたちに不幸なことが降りかかってきてしまうということの無いようにしていきたいと思い、保護者の皆様にも喜んでいただけるような安全で楽しい運営をしていくための方針を考えました。 アンケート集計結果「園のホームページ運営について」および「承諾書」をご覧いただき、ご納得いただいた上で承諾書にサインをお願いいたします。
アンケート回収率は100%。 皆様からたくさんの励ましやご提案を頂きました。 皆様のご理解とご協力に今回も助けていただきました。 心より感謝申し上げます。
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