園のこだわり
たんぽぽ組のブロックコーナーには、「あ」→「あひる」 1→「お花がひとつ」というように ひらがなと数、それぞれを関連づける 可愛いイラストの描かれた赤いじゅうたんが敷いてあります。
ある日ブロックコーナーで遊んでいたA君が ブロックの手を止めて じゅうたんをじっと眺めていました。何を考え込んでいるのか その様子を見ていると 突然「あ、そうか!」とぱっと笑顔になり、お花の絵の上に一つずつブロックを並べ始めました。「これが1,これが2・・・」と数をかぞえ始めました。それは「遊び」と「学び」がつながった瞬間でした。私の視線に気が付いたA君は「先生、きてきて!ぼく見つけたよ!」と私を手招きし 「このお花とこれ(数字)は同じなんだよ。だからこれは4(よん)って読むんだ」と自分の大発見を目を輝かせて話してくれました。「すごい!よくわかったね。」と答えると 満面の笑顔を見せた後 今度は自信のある 少し大きな声で「1,2,3,4,5」と嬉しそうに再びブロックを並べ始めました。
子どもの興味や関心は 身心の発達につながっていきます。子ども自身が発想するには時間と環境、タイミングが必要です。子どもが好きなことに打ち込める環境と時間を大切にし、それを子どもの目に入る場所で見守る。そして子どもが何かに気付けた時、それを認め、共感したり、一緒に考えたりしながら 気付けた事をたくさんほめてあげたいですね。(2歳児クラス担当保育士)
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本年度も後1ヶ月わずかとなり、一年の早さを感じます。子どもたちはこの一年間いろいろな事を経験し大きく成長しました。 延長保育の時間ではスタート時、2~3人の子どもたちが当番になり前に出てその日遊べるコーナーを決めるのですが、以前は先生や年長さんがやっていたのを今では年中・年少さんだけでも当番をして進行してくれます。嬉しい姿です。年長さんの姿をちゃんと見ているのですね。年長さんと過ごすのもあとわずかです。いっぱい遊んで思い出をたくさん作って欲しいです。 〈以上児担当延長保育士〉
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「これは○○ちゃんのだね!」 「○○ちゃんの場所はここだね!」
1歳児(つくし組)の食事コーナーでテーブル毎にまとめて置かれた食事用エプロンを子供たちが配ってくれています。
今までは個々のエプロンを先生に配ってもらっていましたが、自分の持ち物を区別できるようになり、自分でエプロンを見つけて用意できるようになったのです。そして最近では”お友だちの分も配ってあげる!!”と自らすすんで配ってくれるようになりました。可愛い先生の誕生です!
年度当初は保育士にやってもらうことが多かったつくし組の子どもたちも、自分の力でできる事が増え、様々なことに積極的に関わろうとしています。年上の子や大人を見て学び刺激を受けながら、つくし組さんのチャレンジはこれからもどんどん増えていくでしょう。
子供たちが十分に力を発揮することができるような環境を作れるようにして行きたいと思います。
(0・1歳児担当保育士)
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新しい年を迎えて早いもので1ヶ月が過ぎました。年長さんは就学に向けてクラス保育を増やし、午睡の時間もほとんどなくなりました。そんな日の午後は年長さん以下が午睡中なので場所も2ヶ所に限られてきますが、子どもたちは自由に製作や粘土、パズル等々好きな遊びを楽しんでいます。また、時々クッキング保育もします。材料を伸ばしたり丸めたりと、子どもならではのユニークな発想の形に出来栄えも上々です。
年長さんが作ってくれたおやつに、食べる子どもたちも「この形みて~」・「これ○○ちゃんが作ったの~」など会話がはずみいつも大人気です。
卒園まであと残りわずかですが、遊びの中でしっかり学び、保育園ならではの思い出もたくさん残して卒園できるといいですね。 〈以上児担当保育士〉
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一年でもっとも寒い日が続く月ですが、寒さに負けず元気いっぱいの0、1歳児クラスの子どもたち・・・とてもよくおしゃべりをするようになり、友達や色々な遊びに関心が向いてきています。自分たちの好きな所で2~3人が集まって、長い間いっしょに遊べるようになりましたが、友達と一緒に過ごす事が多くなった分、物の取り合いなどでケンカする事も・・・
ある日、2つしかない人形でケンカが始まったのですが、Aちゃんが1~10まで数え「ハイどうぞ」と言って渡し、BちゃんCちゃんが「貸して」「いいよ」と子供同士譲り合う姿が見られました。実は1~10まで数えたら交代の遊びのルールは、年上の子どもたちがしていた事です。きっと見て覚え学んでいたのでしょう。
朝の自由遊びの時間 、年上の子どもたち(年長組のさくら・年中組のひまわり)と関わり合う機会を作っているのですが、小さい子が可愛いらしく、喜んで来てくれます。大きい子どもたちの活気、そしてぎこちないながらも真剣なお兄さんお姉さんから受けるいたわり・・・。きっと年上の子どもたちとの触れ合いを通して色々と刺激されて、興味が広がったり、行動を学んだりしているのですね。 (0・1歳児クラス担当保育士)
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園長先生から朝の挨拶についてのお話しを聞いてから1ヵ月ちょっと・・・(もちろん、以前からしっかり挨拶の出来るお友だちもいますが)子どもたちの様子を見ていると特に年長さんが心に留め意識して挨拶している様子が感じられます。 今までも元気に『おはよう』と挨拶してくれていましたが、もう一歩進んで目上の人には『おはよう』から『おはようございます』の挨拶に、そして顔をしっかり見て自分から挨拶してくれる姿も増えてきました。挨拶をするのを忘れて通りすぎてしまった時も、「あっ!!」と気付き戻ってきて挨拶してくれる姿も可愛らしく、嬉しい姿です。
それからもうひとつ、心の成長を感じた出来事です。「先生!! この前○○先生に緑の箱もらったんだよ」と話してくれたA君。「良かったね」と応えると「ありがとうって言ったよ。ありがとうって言うと気持ちいいよ! 」と にっこり。 “とても素敵で大切な事” を改めて感じさせてくれる言葉でした。 ありがとう、A君!! 〈以上児担当保育士〉
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早いもので、あと2ヶ月ちょっとでたんぽぽ組(2才児クラス)へ進級するつくし組(1才児クラス)の子ども達。生活のながれもよくわかってきて、次に何をするのか考えて動く事が出来るようになってきました。おやつ、給食を食べ終わると、コップやエプロンなど自分の袋の中へしまい、それが終わるとすぐオムツ替えコーナーへ。保育士の「オムツ替えるよ」という声掛けも減り、子ども達の方から「せんせい!オムツ!!」と言って、ズボンを脱ぎ始めるようになってきました。でも、中には遊びたい気持ちが強く、保育士の声掛けに耳も傾けず、なかなか替えようとしない子もいますが、オムツ替えをした子から先生が読んでくれる本を見る為に、違うコーナーへ次々に行ってしまうと、周りを見て焦り始め、慌ててオムツも替え、ズボンもはいてしまい、「えっ!もう出来たの!」と思う事が多々あります。促されてやるより、自分で気付き、《やらなきゃ!》と思うと、やる気もスピードも全く違ってきます。普段から、誰がどの程度出来るか、また、その日の様子を把握するとともに、どこまで手だてや声掛けをし、どこまで見守るかということが、とても大事になってきます。自分の力で出来た喜び、出来た事で保育士に褒められ、次のステップや自信につながれば嬉しいですね。(0、1才児クラス担当保育士)
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お昼に魚を使ったメニューを出した日のことです。私は以上児クラスへ入り、お昼を一緒に食べていると年中児のAちゃんに「先生!魚に骨が入っているよ。食べにくくて嫌だ!!」と言われました。私は魚には当然、骨があるものだと思っていて子どもたちも同じ認識でいるものだと思っていました。そこで私は「どうして魚には骨があるのかな?」と聞いてみました。なかなか答えが出ない子どもたち。最近では、すでに裁かれた切り身の魚が店頭に並び、缶詰のような加工品が溢れています。毎日のように、すぐに食べられるようなものが手に入るようになったので魚には必ず骨があるという感覚が薄れてしまったのではないかと感じました。「正解は魚は生き物だから!海や川で泳いでいるでしょう?」と私が言うと納得した様子でキレイに骨を取って食べていました。子どもたちと一緒に食べるにあたり、マナーだけではなく、食事とは一体何なのかをしっかり伝えていかなければいけないなと、子どもたちから教えてもらいました。
また、給食室で調理しているばかりではなく、こうして一緒に食べることで子どもたちに伝えていきたいことが伝えられる嬉しさも同時に感じました。みんな良い子に育ってほしいです。 (給食室 栄養士)
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こんな事がありました。朝、お母さんと離れるのが嫌で泣いているAくん(1歳半)。私は抱っこをして声を掛けたり、おもちゃを差し出したりしましたが、泣き止む様子はありませんでした。するとAくんは泣きながら、たまたま近くにいたBちゃん(2歳)に寄って行き、手を引いて、お母さんが行ってしまった玄関が見える窓を指指して、なにか訴え始めたのです。まるで“ぼくのママがね・・・”と、心の声が聞こえてきそうな姿でした。このあとどうするのかな~と様子を覗っていると、Bちゃんは「どうしたの?ママいっちゃったの?」とAくんに優しく問いかけたのです。そしてその窓は高いところにあり、大人に抱っこされないと見れない位置にあるのですが、二人は手をつないだまま、一生懸命に背伸びをしていました。そしてBちゃんは「ママいっちゃったね。ママいっちゃったね。」と何度も何度も共感していました。Aくんは実際に窓の外を見ることができなくても、少しずつ納得し、そのうち二人で楽しく遊び始めたのです。
とても、とても印象深い出来事でした。こんなに小さくても、言葉が完全ではなく分からなくても、心で会話をし、通じ合い、そして納得する。子どもの力ってすごい!!大人にはない力が子どもにはあるのだな、もっともっと子どもを丸ごと信じてみたいな、そう感じさせてくれた出来事でした。(0・1歳児クラス担当保育士)
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1年の締めくくりの12月。ご家庭でも大掃除をされるかと思います。
3歳以上児クラスの子どもたちも、ロッカーや床など自分達が使った物をみんなできれいにしました。①ロッカーの荷物を出す ②製作コーナーで作った作品を持ち帰り用の紙袋へ入れる ③雑巾で拭く と、3つの手順を示すと、お手伝いの大好きな子どもたちは張り切って掃除に取りかかりました!
ロッカーの中に上半身を入れて、一生懸命に拭き掃除をする子、手順が分からなくなってしまい困っている子など様々でしたが、子どもたち同士教え合い、子どもたちだけで黙々と掃除をしていましたよ。「ピカピカになると、うれしいね。」 「ピカピカになったら、お迎えに来たときにママたちびっくりするかな~?」 「きれいになったから、なんだかロッカーの中がいいにおいする!」という、可愛らしい会話も聞こえてきました。
やらされているのではなく、自分から進んでやるということは、当たり前だけれど難しい事ですよね。子どもたちは、自分の使った物だから、きれいになると嬉しいからという気持ちで掃除をしていたように思います。お家でも、子どもたちは張り切ってお手伝いをしてくれているのではないでしょうか。さらにお家中をピカピカにして、気持ちよく良いお年をお迎え下さい。 (3歳以上児担当保育士)
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