あ、そうか!
2012.02.27
たんぽぽ組のブロックコーナーには、「あ」→「あひる」 1→「お花がひとつ」というように ひらがなと数、それぞれを関連づける 可愛いイラストの描かれた赤いじゅうたんが敷いてあります。
ある日ブロックコーナーで遊んでいたA君が ブロックの手を止めて じゅうたんをじっと眺めていました。何を考え込んでいるのか その様子を見ていると 突然「あ、そうか!」とぱっと笑顔になり、お花の絵の上に一つずつブロックを並べ始めました。「これが1,これが2・・・」と数をかぞえ始めました。それは「遊び」と「学び」がつながった瞬間でした。私の視線に気が付いたA君は「先生、きてきて!ぼく見つけたよ!」と私を手招きし 「このお花とこれ(数字)は同じなんだよ。だからこれは4(よん)って読むんだ」と自分の大発見を目を輝かせて話してくれました。「すごい!よくわかったね。」と答えると 満面の笑顔を見せた後 今度は自信のある 少し大きな声で「1,2,3,4,5」と嬉しそうに再びブロックを並べ始めました。
子どもの興味や関心は 身心の発達につながっていきます。子ども自身が発想するには時間と環境、タイミングが必要です。子どもが好きなことに打ち込める環境と時間を大切にし、それを子どもの目に入る場所で見守る。そして子どもが何かに気付けた時、それを認め、共感したり、一緒に考えたりしながら 気付けた事をたくさんほめてあげたいですね。(2歳児クラス担当保育士)
カテゴリー 園のこだわり