いのちをいただくこと
2012.01.13
お昼に魚を使ったメニューを出した日のことです。私は以上児クラスへ入り、お昼を一緒に食べていると年中児のAちゃんに「先生!魚に骨が入っているよ。食べにくくて嫌だ!!」と言われました。私は魚には当然、骨があるものだと思っていて子どもたちも同じ認識でいるものだと思っていました。そこで私は「どうして魚には骨があるのかな?」と聞いてみました。なかなか答えが出ない子どもたち。最近では、すでに裁かれた切り身の魚が店頭に並び、缶詰のような加工品が溢れています。毎日のように、すぐに食べられるようなものが手に入るようになったので魚には必ず骨があるという感覚が薄れてしまったのではないかと感じました。「正解は魚は生き物だから!海や川で泳いでいるでしょう?」と私が言うと納得した様子でキレイに骨を取って食べていました。子どもたちと一緒に食べるにあたり、マナーだけではなく、食事とは一体何なのかをしっかり伝えていかなければいけないなと、子どもたちから教えてもらいました。
また、給食室で調理しているばかりではなく、こうして一緒に食べることで子どもたちに伝えていきたいことが伝えられる嬉しさも同時に感じました。みんな良い子に育ってほしいです。 (給食室 栄養士)
カテゴリー 園のこだわり