園のこだわり

心の会話

2012.01.05

 こんな事がありました。朝、お母さんと離れるのが嫌で泣いているAくん(1歳半)。私は抱っこをして声を掛けたり、おもちゃを差し出したりしましたが、泣き止む様子はありませんでした。するとAくんは泣きながら、たまたま近くにいたBちゃん(2歳)に寄って行き、手を引いて、お母さんが行ってしまった玄関が見える窓を指指して、なにか訴え始めたのです。まるで“ぼくのママがね・・・”と、心の声が聞こえてきそうな姿でした。このあとどうするのかな~と様子を覗っていると、Bちゃんは「どうしたの?ママいっちゃったの?」とAくんに優しく問いかけたのです。そしてその窓は高いところにあり、大人に抱っこされないと見れない位置にあるのですが、二人は手をつないだまま、一生懸命に背伸びをしていました。そしてBちゃんは「ママいっちゃったね。ママいっちゃったね。」と何度も何度も共感していました。Aくんは実際に窓の外を見ることができなくても、少しずつ納得し、そのうち二人で楽しく遊び始めたのです。

 とても、とても印象深い出来事でした。こんなに小さくても、言葉が完全ではなく分からなくても、心で会話をし、通じ合い、そして納得する。子どもの力ってすごい!!大人にはない力が子どもにはあるのだな、もっともっと子どもを丸ごと信じてみたいな、そう感じさせてくれた出来事でした。(0・1歳児クラス担当保育士)

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