「やる気スイッチ」
2011.12.20
衣服の着脱・排泄など基本的な生活習慣を身につけられるよう頑張っている2歳児クラスも年度後半を迎え、進んでトイレに行く子、遊びに夢中でなかなかトイレに行きたがらない子と様々な姿が見られます。おやつや昼食の前、午睡前などの排泄時には着脱コーナー、トイレへと子ども達が集まってきます。誰がトイレに行ったかなどわかるように印をつけるボードに保育士が一人ひとりマグネットのマークをつけています。何人かの子が「せんせーと同じの『ぺったん』ってやりたい」と言いました。そこで同じように子どもの顔写真入りのマグネットボードを作ってみました。
トイレを済ませ手を洗い「いっちばーん!」とボードの前に来る子、「ぼく、ピンクのぺったんってする」「ねこさんのマークがいい」と言ったり「手を洗ってから!」「ひとつだけなんだよ」と友だちに教えてくれる姿もありました。
「トイレに行ったらこれ『ぺったん』ってしようね」と次の目的があるのと、ただ「トイレに行くよー」と言うのとでは子どもの行動の速さが違いました。これはトイレに限らず他の活動の時も同じで、見通しを持たせることの大切さを子どもの「やりたい」という言葉から気付くことができました。今後も子どものやる気スイッチを押せるように子どもから発せられる声に耳を傾けていきたいと思いました。(二歳児担当保育士)
カテゴリー 園のこだわり