11月、最近の園内の様子~主任さんからの報告書を読んで見えてくること~
2013.12.03
~ 働く方訪問 ~ HIPHOPダンス ~ 劇あそび ~
年長・年中さん位になるとだいぶ記憶出来るようになり、昨年の嬉しかった体験や楽しかった体験が今年の行事に取り組む意欲に繋がっていると感じます。 具体的には・・・・働く方訪問では1歳児クラスのお子さんは園内の給食室などへ、3才以上児さんや2才児クラスの子ども達は園外の郵便局や公園事務所・消防署やクリーンセンターなどへお邪魔させていただきます。 お世話になっている身近な方や見知らぬ大人の方へ、練習した長めの文章をかなり緊張しながらも伝える体験をしますが、これだけの体験ですと“難しい事に挑戦した”で終わってしまいます。 しかし年長・中くらいになると自分達が作った制作物を持って行き頑張って伝えると子ども達の気持ちを受け止めて御礼まで言って下さる方々の心にはっきりと触れることが出来、緊張しながらも言えた達成感と 喜んでもらえた嬉しさとが相まって、とっても喜んで帰って来る子ども達です! この嬉しかった体験が今年も心を込めてカレンダーを作ろうという意味へ繋がって行き、徐々に“心を込めて”の意味を体得するようになって行く様子が窺えます。 形から入るという点ではこの行事は1才児クラスから始まっています。 2歳児さんも年少さんも保育士の言葉がけによって喜んでもらえた嬉しさを味わっています。こうした身内以外の第三者の方に喜んでいただいて嬉しいという体験は(良き社会を構成する良き一員としての芽生えという良い意味でも)、なかなかチャンスに恵まれないと出来ないことですね。
また、2才児クラスのお子さんの中には5か月ぶりに来園したヒップホップダンスのちーちゃん先生のことを覚えているお子さんがいました。午前のおやつの時間中、久しぶりに来られた先生の元気な挨拶に一瞬あっけにとられた子ども達でしたが、担任の「今のは誰かな?」の問い掛けに「バスの(ダンス)やった~!」「楽しかった~!」「ちーちゃん!」など何秒かかかりましたが(笑)よほど楽しかったのでしょうね。4月5月6月と毎月1回ですが一緒に楽しい体験をした印象は強かったようです。 そして、5か月ぶりのダンスタイム!どのクラスのお子さんも反応が良く、動きの良さも吸収力の良さも楽しみ方も成長していてとても驚いたと報告が来ていました。 子ども達の春~秋、そして運動会を越えて初冬までの約半年間は、毎年、どのお子さんもとても成長する時期です。 目に見えないような位の毎日毎日の僅かな成長の様ですが、積み重なると、もの凄くはっきりとしたものになります。 運動会でも、お遊戯会でも良く分かりますものね。
11月も第3週を終え、劇あそびが形になってきました。と報告がありました。 どの場面でどのようにするかが子ども達にも見えてきた頃、年長さんは自分の台詞を言いながらも周りに配慮する姿が、年中さんは自分のことを精いっぱい頑張っている姿が、年少さんは参加しながらみんなに助けられて参加を楽しんでいる姿があると報告がありました。 そんなクラスの様子や、一人一人の姿に気を配りながらお子さん一人一人が自信を持って演じられるように手立てをしていきたい、と結んでありました。 チーム保育では劇ごとのリーダーとなる担任と、それを支えるサブリーダーやアシスタントの保育士達、そしてそれらの職員を支える主任保育士達の存在は、いつも子ども達を教え導き見守っている職員を更に見守っている頼もしい存在ですが、子ども達の心に寄り添いたいと願う姿勢に変わりは無く、そういった意味では看護師も栄養士もバスの運転手さんも職域を越えて園の子ども達の生活を支えてくれる皆、頼もしい存在です。
子ども達の夢が今のところ劇あそびの発表を頑張りたい!ということならば、その夢の実現に向かって一緒に考え達成できるようにしてあげたいですね、保護者の皆様も体調の管理や衣装の用意、劇の練習など本当にありがとうございます。 子ども達もお遊戯会をとても楽しみにしていますが、きっとお家の方の笑顔や褒めてもらった嬉しい記憶から来ているのでしょう。 今年のお遊戯会も子ども達にとって嬉しい記憶となり、来年、再来年、又は小学校へ意欲として繋がって行くと良いですね。
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