園のこだわり

★運動会から学んでほしいこと★

2013.09.19

  ぎらぎらした暑さも和らぎ、気持ちの良い風が吹く季節になりましたね。 かんぎおんの園児たちの興味は、プールのような水遊びから砂場での泥んこ遊び→戸外遊具を使っての遊びへと移り変わり、今では10月5日に控えた運動会に向け、本当に楽しそうにお友達と取り組んでいます。 何しろ涼しくなったので戸外遊びをしていても ついつい いつまでも庭で楽しく遊び続けてしまいますね。 子ども達にとってお天気と気温の変化はとても重要なようです。

  さて、運動会と言えば、組体操のような6月頃から取り組み始めたものも(パラバルーンは8月頃からだったかな)、ルールや並び方を知れば当日でも楽しめそうな玉入れなど、いろいろな競技がありますが、園児達にはこの運動会で幾つかの事を経験してもらいたいと思っています。

 それは、①楽しんで体を動かし体力づくりをする体験。 ②皆と楽しんで一緒の事をし、時には忍耐を強いられますが、行事に参加するという楽しい経験を積むことで頑張れるということを知る体験。 ③一人では出来ないことも二人なら出来る、二人でできないことも大勢なら出来るという事を体感すること。(お互い助け合わないと出来ない。ということを何回も経験すること) ④負けて悔しい思いを知る経験や、しかしそこでくじけずに頑張るという体験。 ⑤何事にも意欲を持って最後まで頑張る。 など、年齢にもよりますがおおよそこんな事です。

   こう考えると、運動会は“運動の祭典”だけではないというのが分かります。 運動面で出来るようになったことの発表と同時に、実際には運動会を通して精神面を鍛える「心の学び」なのですね。

 

  毎年、涼しくなってくると年中さん又は年長さんの誰ともなく、未だ描いていないトラックを走りはじめます。 すると保育士が慌ててトラックを描きます。何処からともなく「先生!バトンはどこ?」の声、すると「そうそう!バトン! バトン!」皆が口々に言いだします。 最近は、「えー?、あそこにあるよ」「どこどこ?」「あっ、そうだ!」「あった!」子ども達の会話です。(笑) 

  リレーは本当に白熱モノです。 年長・年中さんたちを憧れの眼差しで年少さんが見つめます。またその熱気に沸いた園庭を0.1.2歳児の可愛い眼差しが見つめます。 こんな形で子ども達の運動会への期待の波は、各年齢層へと徐々に広がっていくのです。

 

  

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