園のこだわり

~年齢に合った食育を・・。~

2011.12.26

 「食育」と一口に言っても、かなり広い範囲で多岐にわたって使われる言葉ですね。保育園では子ども達に親しみやすく分かり易い食育をと心掛けています。3才以上児さんには3つの食品群別に食品を分けてもらい、摂取しないと体がどんな風になってしまうかお話ししたり、畑で毎年いろいろなものを育ててみては食べてみたり、給食室の前に珍しい食材を置いてみたり・・。子どもたちが食材に興味が持てるような導入をしています。お家で出来る食育を「12月の給食だより」に分かり易く載せてありますので、是非ご参考になさってみてくださいね。

 年末のこの時期は、特にご家族づれでスーパーなどに買い物に出かけたりしますね。お子さんと一緒に食品の色や形を楽しんだり、新鮮な食材の選び方や旬の食材を教えてあげたりして、食材に興味・関心が持てるようにする事も立派な食育です。年齢に合ったやり方で無理なく短時間ですると良いでしょう。 お子さんと一緒に調理をすることも、お子さんが興味を示してくれるようでしたら、ミニトマトを洗うとか、レタスをちぎる、皮をむくなど年齢に見合った事を考えてあげましょう。 それもまだ無理なようでしたら、テーブルを拭きやお皿並べ、自分の食べたお皿を片づけるなどがいいでしょう。  

 食べた物から身体は作られています。危険を避けたり、食材を選ぶ目を持つことも大切ですが、量や鮮度・旬などによっても含まれる栄養素の量が違いますから、そのようなことの知識を得る事も大切ですし、それを使い回せる知恵も必要ですね。 今の世の中、食料が無いことによる食育よりも、豊富にある食材の中から自分に合ったもの食べたいものを選んで上手に組み合わせて栄養を取りながら、いろんな楽しみ方が出来るようになっていくことこそが本当の意味での食育なのではないかな、と思います。 

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