「お願い!!」…困った時のおまじないの言葉
2013.06.07
外遊びが大すきな子ども達…「お外へ行くよ!」と声を掛けると、1才半を過ぎる位のお友だちは、くつ下入れから自分のくつ下を持ってきてはこうとしたり、お友だちのくつ下を持ってきて「どうぞ」と渡してくれたりと、どんどん用意を始めます。
テラスに出ると、今度は下駄箱から自分のくつを出して来ます。早くお外に出たくて急いでくつをはこうと足をくつに入れたり、マジックテープをはがしたり、保育士にくつをさし出す子もいます。そんな時は『「お願い」「やって」って言おうね』と伝えています。
ある日の事、一生懸命自分でくつをはこうとしているAちゃんのところへ、Bくんがくつを持っていきました。そして「お願い」と言ってくつを差し出すと、Aちゃんはすぐに受け取り、Bくんにくつをはかせてあげようと夢中になっていました。
また他の日には、並んでいる三輪車が出せなくて「やって」と、Cちゃんにお願いしているDくん、それに答え三輪車を引っ張り出している姿…何とも可愛らしい光景でした。
言葉でお友だちや保育士に自分の気持ちを伝える事はまだ難しい時期の子ども達ですが、自分で出来るところは自分でやろうとする気持ちを大切にしながら、もしひとりでは出来ない時、出来ない事があっても、言葉で伝えることによって困った時手をかしてもらえるという安心感がもてるように、受け止めて行きたいと思っています。 また、こんな時にはこういった言葉で自分の気持ちを伝えていけばいいんだといった事も学んでいけるよう、日々の生活の中で、場面に応じて伝えていきたいと思います。
(0.1歳児担当保育士)
カテゴリー 園のこだわり