園のこだわり

僕もやりたい!

2011.08.26

 だいぶ前のことになりますが、私が以上児さんと遊んだ時のことです。私は1人の男の子の前で「指にはめた小さな輪が消える」という手品を見せました。すると、それに気がついた数人の子どもたちが集まってきて 興味深そうに私の手をみつめました。私がもう1度やってみせると、見ていた子どもたちが一斉に自分の指にはまるもの(積み木など)を探し、「僕もやりたい!」と詰め寄ってきました。多くの子どもたちは「もう1度やって!」とねだる子が多のですが、かんぎおんの子どもたちは「じぶんがやりたい!」と言うのです。タネを明かさず「もう1度やるから見てて」と言うと 前から横から後ろから・・と四方を囲まれてしまいました。その後も「どうやるの?」と聞いてくる子はおらず、1人1人が試行錯誤しながら挑戦していました。私は最後までタネを明かしませんでした。与えられたヒントで子どもたちが自分で考え、発見・成功した時の「出来た!」という達成感で満たされた笑顔はとても輝いていました。

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