給食の先生だからこそ思うこと。
2013.08.23
”給食の先生”とは、子どもたちにとってどの様な存在なのか、時々考えることがあります。何故かというと私の記憶には”保育園の給食”は残っていても”給食の先生”は全くと言って良い程、残っていないからです。そんな時この様な経験がありました。延長の時間に子どもたちの所に遊びに行った時、折り紙で色々なものを折りました。その日から”給食の先生は折り紙ができる”ということが広まり、沢山の子どもたちから声をかけられるようになりました。しかし中には折ることの出来ないものをお願いされることもあり、その子には絵を描いてあげました。すると今度は”絵が描ける”ということが広まり、再び子どもたちから声のかかる日々が続きました。給食の時間以外で食育などではなく、普通の遊びで子どもたちと対等に関わるということがこんなにも楽しいんだ!ということを実感し、同時に”これでいいんだ!これだけのことなんだ!”と私の考えていたことに答えが出ました。”給食の先生とは”…と難しく考えることもありましたが”給食”にこだわらず、時間ある限り子どもたちと対等に関わることで身近に感じてもらい、距離を縮めていくことが出来ればなと思います。そして給食の先生とも思い出をたくさん作ってもらいたいと思います。
未だに私の顔を見ると”絵を描いて”と言ってきてくれる子もいます。そして卒園してしまった子も覚えていてくれます。子どもたちのために…と思ってやっていることですが、私が一番うれしいです。 (給食室 栄養士)
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