素敵な育ち
2022.01.28
0・1歳児クラスの庭の端っこに、ちょっとした坂があるのですが、そこで起こった出来事です。
ある日いつものように外遊びをしていると、一人のお友だちが四輪車にまたがって、一生懸命その坂を上ろうとしていました。数分間ずっとその状態が続いていたので、もう一人の保育教諭と「なかなか苦戦しているね」「どうするかな?」と話しながら様子を見守っていると、そのお友だちは突然降りて、後ろから四輪車を押し始めました。「なるほど~!その手があったか!」と驚くとともに、自分で考えて行動した姿に感心してしまいました。四輪車を押して坂を上り切ったお友だちはまたその坂を下って、今度はもっと上りやすいルートを探しながら上っていました。
もちろん子どもたちからお願いされたら喜んで手助けしますが、もし自分で行動する前に保育教諭が手伝ってしまったら…こんな素敵な姿は見られなかったかもしれません。何気ない行動ですが、【見守る大切さ】を改めて感じさせてくれました。
こんなに小さい月齢でも、子どもたちは子どもたちなりに考え、やってみよう!と行動します。自分で考え物事を解決する力は、ベビールームつくし組(0・1歳児クラス)の中でもすくすく育っています。そんな大切な育ちの場面を、自分の声掛けでつぶしてしまわないこと。できたときの達成感にた~っくさん共感して自信につなげていくこと。そんなことを心に留めながら、これからも素敵な育ちを見守っていきたいと思います♪
<0・1歳児担任保育教諭>
カテゴリー 園のこだわり