園のこだわり

自分で行動する力

2011.11.10

 以上児クラスには、子どもたちが遊ぶスペースに観葉植物が置いてあります。部屋の中に緑があることで、とても気持ちが穏やかに過ごせています。

ある日、子どもたちが遊んでいる時に、誰かが植物にぶつかって木が倒れてしまいました。保育士はすぐに声を掛けずどうするか見守っていました。すると、年少児のAくんが製作コーナーに置いてあるほうきとちりとりを持ってきて、散らばってしまった土をきれいに片付けようとしてくれました。それを見ていた周りの子も、ほうきとちりとりを持ってきてみんなで掃除をしてくれました。また、年少児のAくんが上手くほうきを使えない様子に気付いた年長児のBくんが、「Aくん、こうやってやるんだよ!」と見本を見せてくれ、一緒にやろうとする姿も見られました。

ほうきとちりとりはいつも同じ場所に置いてあり、子どもたちの手の届く位置にあります。子どもたちが物の場所や使い方を知っていることで、大人が声を掛けなくても自分で気付き、行動することができるのです。(以上児クラス保育士)

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