「 楽しい食事 」
2012.06.01
保育園での食事の最終目標は「色々な物を残さず食べる」ですが、先ずは「楽しく食べる」ということを第一に毎日楽しい食事にしています。楽しい食事というのは、「おいしいね」などと話しながら楽しく、という事はもちろんですが『食べたい物を自分で食べる』という事です。
1歳児クラスの食事も、全種類の食事をトレーに置いて子どもたちに配ります。なのでもちろん大好きな果物から食べる子もいます。また、好きな物だけ食べて「おかわり」と言う子もいます。他の物も食べるよう一応声は掛けますが、口うるさくは言わず、おかわり分をあげています。それでも全部キレイに食べる子は食べますし、苦手な物を食べずに残す子は残します。でも今は、それでも良いと思っています。何故なら、「食べることが嫌い!!」という子になって欲しくない事。また、食事を自発的に楽しむ事が出来るようになって欲しいからです。「食べさせる」ではなく「食べたい」という意欲を持ち、「おいしかった」という余韻を持てるような食事にしたいと思っています。
0・1歳児の子ども達が自分で食べるという事は、洋服が汚れたり 床が食べこぼしで汚れたりと、普段お仕事や家事などでお忙しいお母さん方にとっては掃除や洗濯物が増え大変な事だと思います。時間に余裕がある時は出来ると思いますが、保育園ではこのような事は気にせず、楽しい食事にする事が出来ます。
「園での食事」・「家庭での食事」 どちらにでも言える事ですが、食べこぼしなどが多いという事は「自分で食べる意欲があった」と言うことなので、その姿を認めてあげたり、誇らしく、嬉しく思って頂けたらと思います。 〈0.1歳児担当 保育士〉
カテゴリー 園のこだわり